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忙しやー!あ!忙しいやー!

4月に入ってからのはるにれは、下請け作業がどっと入ってきて

忙しい毎日が続いております。

 

 

 あきにれは、まさに町工場状態。

次々とハンガーが出来上がっていきます。

 

 まずT君が 束になったハンガーを天才的にはずしていきます。

これ結構難しいんです。力入れすぎると折れちゃうんです。

次に、FさんとTさんが、滑り止めのゴムをボンドで貼っていく。

 

 

 仕上げは IさんとH君の テクノマシン で 組み立て

 

 

 ガチャン ガチャン と音をたて  ハンガーが出来上がる  

まさに「あきにれ製作所」。

 

 以前とある作業所の授産についての会議で、「下請け作業は納期とかあるので難しいからやらない」

と言ってる施設の職員さん達がいた。

言ってる事はわからなくはないが、ちょっと腑に落ちないなあ。

 

難しい?誰にとって難しいのか?職員にとって難しいといっているのか?

サラリーマン崩れの僕は、この業界入って、違和を感じた事があある。

日々の作業を仕事と思っていない福祉人たち。段取りも悪く、責任感を持ってやらないから、

 数も上がらないし、ミスも連発。それに比べ利用者さん達は一生懸命さぼりもせずに

取組む人がほとんど。日々の下請け作業を台無しに似ているのは、

職員の方だと強く思った。

 作業ができてもできなくても職員の給料は変わらないもんね。

 

一般企業は結果がでなければ認めてもらえない。そんな感覚は

福祉の世界にはないんだなあ。

そんな違和感だった。

 

確かに重度の利用者さん達には作業や仕事

よりも大事な事はたくさんあるかも知れない。

 

だけど重度だから仕事しないでいい。できない。なんて事は

僕らが決める事じゃない。

 

今の時代下請け作業も値段は良くないが、お金だけの問題でなく

その仕事を必要とする理由はあるんじゃないのかな。

 

はるにれでは下請け作業を初めて得たものはたくさんあるではないかなと思います。

 

 

 

 

 

 

一昨日スタッフの研修やらなんやらで人手が減ったとき理事長が

そうあの「シェー」の理事長が手伝いにやってきました。

 

「あんたらこんなしんどい仕事続けてんのか?」ずいぶん感動して帰ったようです。

 

僕も初めてこの業界に入ったとき、一緒に仕事した時にはそう思ったことを覚えています。

 

最近「障害者にも作れるクッキーの作り方教えます」的な話を耳にすることがありましたが、

「にも」ってなんやろ?

 

一番身近で彼らの力にきづかないといけない支援者が、彼らの力になんにも

気づけてないのとちゃうやろか?

 

そう思います。(いうほど僕もわかってないですけど。)

 

彼らはほんと頑張っています。

 

「・・・にも」出来る仕事ではなく  ・「・・・だから」出来る仕事。

彼らの力が発揮できること。

全部が全部うまくいくことはないかもしれないけれど、

その気持ちは捨てずに考えていきたいです。

 

 

翌日理事長が差し入れを持ってきてくれました。

 

 

「あまいかなあ?」と理事長。

「あまいですけど、いいんとちゃいますか。」

と私。(無論おやつのあまさではないですよ。)

 

 

 

頑張った後の一杯とはいきませんが

頑張った後の一口。  おいしいなあ。

 

このおいしさを奪う権利は誰にもない。

 

よね。

 

鳥居

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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