俺は連邦捜査官ジャックバウワー。
この日は、ホッとにとって長い一日になったんだ。
時は7月23日(土)
その物語は0:00分からスタートする。
ホッと一行は、ポコラート公募展 アーティスト・トークに参加するため大阪を旅立つ。
ポコラート全国公募展は障害の有無に関係なく評価される公募展で、6回目を迎えうる今回
はるにれから Sさん I さん の2名3作品が入選した。
(昨年はHさんが入選している。)
開催中にはいろいろなイベントが催されていて、その中でも、作者本人が作品の前で、作品の紹介をする「アーティスト・トーク」は人気のようである。
今回ホッと一行総勢13名と作者本人とそのご家族はアーティースト・トークに参加すべく大阪を旅立ったのであった。
まだS君はお休みの中、 ホッと一行は 車で出発。
そして STさんは なぜか夜景に囲まれている。(??)
この別々の物語が、今回長い一日を生み出すことになるのだ。
S君の出発。
9:00
そのころホッと一行は
ホワーイ ジャパニーズ ピープル・・・・・・
夜通し車ではしり、朝方東京へ到着。
東京浅草観光(浅草に厚切り・・・・がいた)
そして
10:00
佐藤キャップは、江ノ島で STさんとの個人旅行の同行を行っていた。
今、ピカチュウを探すより佐藤キャップを探すほうが難しいといわれるほど
日本せましと飛び回る佐藤キャップなのである。
Sさんの大冒険が始まった。アーティストトークへ参加すべく東京へ。
新幹線乗車。大興奮?? 昨年の飛行機がフラッシュバックしたのか
間違えたか?しかし気分は上々。
そして、はるにれスタッッフ組は、
浅草を経由して花やしきへ、アーティストトークまでの間を
花やしきで時間をつぶす。(昨年と同様(笑))
さすが永遠の少女、ジュンチャン。東京の子どもとも仲良く遊ぶ。
糟谷 長沼 の怪しげなカップルも誕生!
そして
13:00
S君東京へ到着。
きたぞついに東京へ。
ややこしい東京の地下鉄には乗らずに、すぐにタクシーへ そして ポコラートへ
その頃キャップは海から上がってもふたり仲良く並んでいる。
14:00
佐藤キャップはまだ二人並んでたそがれている。何故かこんな写真しか撮らなかったキャップ。
意図がわからん。
いよいよポコラート、アーティスト・トーク始まる。
颯爽と、ご家族と一緒にIさん登場。
ポコラート公募展。 はるにれから2名の名前が掲載されている
僕らも誇らしかった。
S君はしばらく近所の公園で一服。
アーティストはこの日60人集まったらしい。S君の出番は最後のあたり。
まだまだ、ここでコンディションを整える。
公園に缶コーヒーがかっこいい。
ずいぶん本題のポコラートまでに長い話になりました。
今回選ばれた二人ともどちらかといえば、積極的に創作活動を行う二人ではありませんでした。
今回選ばれた作品も日常の行動から生まれたものです。
Iさんの「ひも」 いろいろなものをひも状にさいて結んでいきます。
Iさんの「ペタ」 テープをペタペタ 貼った作品です。
Sさんの「自由帳」 終わりの会の時にSさんペンを走らせたものです。
ポコラート 「作品の持つ力だけが審査基準」前にも書きましたが、この言葉を聞いて
一番ひらめいたのが、2人の作品でした。それだけに嬉しかったのと、
重度の障害ともいわれることもある彼らが、その自己表現がエネルギッシュで、評価
されたことがたまらなく嬉しかったのでした。彼ら自身のエネルギーを認めてもらえたような・・・
・・・うまくいえませんが・・・・・・
他のアーティストに劣らぬ堂々としたたたずまいで、アーティスト・トークを
行ったIさん。かっこよかったです。
会場全体の雰囲気も良かった。60人ものトークを限られた時間にも関わらず、
せかせか、することなく 回していく スタッフさんも素敵でした。
会場全体が作者と作品をリスペクトしている。そんな雰囲気。障害があるとかないとか関係ない。
作品を作者を大事に思ってくれているんですね。ポコラートさんは。
Iさんも紹介中、少し離れたりもしましたが、誰もが彼を受け入れ、自然な形で過ごせました。
そして、最後のほうに回ってきたSさん
公園からまずは、会場入りしたら、まずは休憩室へ行き
そこへ、スタッフNが声をかけに行きます。
今回の作品「自由帳」を誕生させた 産みの母なんです。
Sさんもはるにれスタッフの多さにびっくりしてましたが、どんどん慣れてきて
落ち着きを取り戻しました。
作品前で記念撮影。
「俺のやん??」って気づきましたが、そこは想定内、
瞬く間にたかれるフラッシュに気が移ります。
もう スター 状態。 すっかり作品のことはわすれたようです。
そして、いよいよ、Sさん出番直前。
Iさんのご両親もこの日どうしてもこれなかったSさんのご両親の分まで
最後まで見守ってくれました。(胸が熱くなりました。)
登場!
そして、座る。
後にも先にも、 作品前に 座ったのは S 画伯のみです(笑)
歓声と、拍手、そして、少しの笑いの中、Sさんは存分に
自分を紹介できたのじゃないかな?
IさんもSさんもいい経験ができたのではないかな。
自分たちが認めらたことはしっかりと理解できていたと思います。
賞されることだけがすべてではないけれど、こうした機会を作ってくれたポコラート
に感謝です。
帰りがけ、ポコラートのスタッフさんに声をかけてもらいました。
「ホッとさんは、いつも面白い作品を応募してくれる。ほかの施設もそうだけど、
面白い作品が出るところからは、たくさんいい作品が出るもんです。今度制作現場を
見たいです。」とおっしゃっていただきました。そりゃ。おべんちゃらもあるでしょうが
大変うれしい事でもあります。 特にアート活動などしていない私たち、
学生時代美術の成績「2」の私が芸術を語ることなんてできません。
しかし、面白い作品の生まれる土壌があるとするならば 、現場のスタッフの
献身的な支援ではないかと感じます。 東京に夜通しついてくるスタッフが13人いるような
おばかなスタッフがsさんIさんをはじめ利用者さんの良さを引き出す日常を作り出して
くれているのは 実感します。 いつもありがとう。
こんなおちびチャンまで来てくれました。
小さなころからいろいろ勉強してくれました。小さな頃からこんな中で過ごしたら
最高ですね。もう、ホッとの将来安泰です。
本当に楽しい東京旅行。ポコラート公募展でした。
17:30
物語は終局を迎える。
東京駅
佐藤キャップ&STさんとSさんが交わる。
それぞれの時が東京で交わるなんて、素敵やん!!!!
帰りは楽しくみんなで新幹線。
いい旅できたかなS君。
そのころホッと一行は・・・
銀座です。銀ブラです。
銀ブラ知っているのは 知事長とじゅんちゃんと私だけでした。
最後までめいいっぱいのホッとです。
長い、長い、一日がおわりました。
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翌日 もったいないから 横浜へぶらり、
この横浜も 一昨日には
ST君個人旅行でたちよってました。
何たる偶然。
長い一日。ブログも長いものになりました。
大きな刺激を受けたポコラート。いったスタッフ全員いい経験ができたと思います。
いまだ興奮さめやまぬほどです。
この夏素晴らしい思い出になりました。
ポコラート公募展vol.6 8月8日(日)まで行っています。
東京千代田区 アーツ千代田3331
いける人は是非!!
鳥居