それはそれはさかのぼる事、
3月のとある休日のお話。
ポポロ利用者突撃T君との外出。T君との1日の外出は1年ぶりくらいになるだろうか。久々のロングの外出。担当者のキャップ佐藤からは高槻ラウンドワンを指示されたのだが、私達が到着したのは!!これには深い事情がありまして・・。
3月下旬。学生さんは春休み真っ只中。当日の行先は「高槻ランドワン(別名スポッチャ)」と指示があった。しかし・・・3者が同じ様にモヤモヤした感じで私にガイヘル力を試すように、何かの試練なのか、それともこれが圧というものなのか、何かをしかけてきた。
<佐藤キャップ前日の巻>
キャップ「明日は高槻のスポッチャでお願いします。ただ春休みで混んでるかもやから、本人と話して別の場所でいいとこあればそっちに変更してもOK!」 了解です。
<T君お母さん当日の巻>
T君母「今日は・・・混んでるでしょうね・・。別に二人で話し合って他の場所に変えても本人が楽しめる場所であれば全然構いませんよ。きっと受付から並ぶんでしょうね・・・。」 んん?今日はスポッチャへ・・・行くのでは・・・!?
<T君道中の巻>
T君「てっかさーん!えー?今日スポッチャ行くの~?混んでるけど他にどこ連れてってくれるの~?」
おおおお!?!?
スポッチャ行かんのかい!! これだけ時間差でプレッシャーをかけられた結果、私の反骨魂に火が付く。とりあえずスポッチャという保険目的地へ向かいながらT君に様々な提案を。ここどう?あそこはどう?なかなかヒットせず。なにクソ~と全力を注ぐ。そしてスポッチャ近くのバス停に到着した時、ここがいい!!というものが奇跡的にヒット。
T君が選んだ場所、そう池田市ダイハツ町。ダイハツ工場プチ見学コースだ。
およそ200メートル先に見えるスポッチャ。
目的地近くに着いた瞬間に真逆に向かって引き返すという荒業。
万が一、ダイハツ工場がヒットしなかった時のT君のしょぼぼ顔・・・、さらには母の残念な表情、キャップのほぼ直角に下がりきった困った眉が一瞬ちらついたが、ここは腹をくくって行かなしゃーないといったところだろうか。勿論私も一度も行った事もなければ誰か行ったなんて聞いたこともない。ただポチッとボタンを押したら出てきたレベル。大丈夫なのか・・。
T君はスポッチャには全く未練のない様子だ。私の本音。スポッチャで安心したい・・・。
そんな想いの中、私たちはぐんぐん引き返した。
やがて、周囲はダイハツ一色の街に。
ちなみにこんな所もダイハツ色。
そして到着。ダイハツ工場・ヒューモビリティワールド。
セキュリティー、案内人、そして次々登場するきれいなお姉さん達。そして大企業の雰囲気。私達は確信した。T君。ここは間違いない!スポッチャより楽しいハズだ!あのお姉さん達を見てくれT君、そんな話もしながら・・・
まずはダイハツの歴史ビデオ。車が大好きなT君も前のめりだ。
大阪の発電機会社が車製造会社へ。大発(ダイハツ)の由来はここから来たらしい。そしてダイハツ町になるまで発展を遂げたのだ。
大阪のホッと。吹田市ダイホッ町。かなりセンスがない気もするが、そんな日が誕生するのもそう遠くはない事を祈りながら、旧車見学をT君はキラキラした目で楽しんでいた。
そして、T君がずっと口走っていた車がここにあった。
「シャレード」という車。
私はあまり知らないのだがかなり感動していた様子。
楽しくってたまらん。そんな様子だった。
本当によかった。ガイヘル生命を死守したのだ。キャップ!母さん!ミッション達成でございます!
車好きな方は是非どうぞ。見学コース土曜日のみ開催(要事前予約)。
*TEKAWA*