「がらけい」って言うと 世間では意味が通じるんですね。
僕は最近その意味を知りました。
「ガラパゴス携帯」(すでに僕自身がガラパゴスなのか?)
なぜだか こんなにずらりと 僕の手元に・・・・
その理由とは・・・
いやーなつかしいなあー。 「こんな携帯持ってたわ。」ってのもありますね。
なぜこの「ガラ携」たちがたくさんいるのかと言えば、
これらの携帯電話を分解してお金にしている作業所があるのです。
(埼玉県に。他にもあるかも)
はるにれで分解できればいいのだけれど、それはちょっとハードルが高い。
だから、はるにれで集めた携帯をその作業所に送る事で、
はるにれが少しお金をいただいているのです。
携帯だけではなく、デジカメやパソコンも送るとお金をいただけます。
まずは保護者さんや職員に声かけたところ 結構みなさん持ってきてくれました。
何度か 送って、いくらか授産の売り上げになりました。
ためしにやってみて思ったのですが、社会がどんどん変化しているので、
障害者の授産ももっと変化しなければいけないんじゃないかと思うのです。
高度成長期の時代は、それを支えた中小企業から 請け負っていた下請け作業。
不景気な時代にいつまでも単価の良い下請け作業はありません。
しかし例えば、こうしてリサイクルの時代に新たな産業が生まれ、それを
障害者が担っていく。さらに言うなら、「はるにれ」のような都心にある
作業所が、回収する役回りを受け持つ。都心にある利点。郊外にある利点。
それぞれが利点を生かし、街に存在する意味を見い出す。
いつまでも昔のやり方に引きずられず、もっともっと新しい発想で、
やっていく必要があるにじゃないかな。
誤解しないでほしいのですが、昔のやり方が悪いと言っているのではなくて、
はるにれでも下請け作業は行っていますし、みんなにとって重要な意味を持っています。
ただ、職員が何も考えず、「ただ昔からそうしているから・・・」の考えではこの先の
発展性がないと僕はこの業界に入ってからずっと感じています。(そうゆう人が多いよね)
基本的に授産活動は今まで、ほとんどどこもうまくいっていないんでしょ?
うまくいっていないものをきちんと検証せずに続けてもね・・・・と思います。
工賃〇〇計画や、障害者優先調達〇〇法なんて、何がダメかときちんと検証しないままに
ずれた理屈で授産を上げようとしている。絶対うまくいかないな。絶対。
それより障害のある方々のできること、その存在を考え、社会情勢や町を知って行く事で
何か素敵な仕事が見つかるんじゃなだろうか?
そんなこと考えながら、模索しています。(できてないので偉そうな事言えませんが)
このようなリサイクルのシステムに障害者がかかわれると 素適やん と思います。個人的には。
そう。時代は速度を増して進んでいます。 自閉症の方々の為のスマートフォンの
アプリとかもできたとか。(昔は絵心ない職員は苦労したんですよね。)
でも、僕が言っても、あんまり説得力がないことに気が付きました。
なんせ僕はまだ「ガラ携」で・す・か・ら・・・。
残念!
俺はガラパゴス職員だぜー
若者よーもっとどんどん前に出てこい 切り!
これもガラパゴスか?
鳥居