はるにれのさをり織りとFUYUNIREの作家さん達
というテーマで始まったこの企画、今年は第三回になります。
本日1月8日(火)から2月3日(月)まで吹田市片山町4丁目2番8号の
FUYUNIREで行っています。
昨晩くろちゃんと新人スタッフ、テッシーが頑張って展示してくれました。
はるにれのさをりの反物を作家さんがそれぞれに使って作品を作る。
こんな素敵なことを考えてくれたのは、FUYUNIREに作品を置いている
靖工房の窪田さんです。まったく福祉とは無関係の人でしたが、FUYUNIREとご縁があり
はるにれの反物を気に入ってくれて、このような企画を考えてくれました。
私が最初に勤めたN法人でもさをり織りを行っていましたが、利用者さんの反物がたまる
いっぽうで、なかなか品物(作品)になることはありませんでした。
ボランティアで保護者さんが、ポーチやカバンをつっくていましたが、忙しい保護者さんに
頼ってばかりで、保護者さんもかなりしんどかったようでした。
縫製できるスタッフも都合良くいるわけでもなく、この環境では発展性はないと誰もが
わかっているはずなのに、誰も何も言わず、ただ、反物が織られていくばかり・・・
そんなイメージをもっていましたが、私自信もどうしたらよいかわからず、ただ何とかならないか
と頭の隅に常にその気持ちがありました。
障害者の作った作品の本当の価値を感じてもらいたい。
障害者の作品やから買ってもらうのではなく、いいものだから買ってもらう。
そんな機会を作りたいと思い始めたFUYUNIREでいろいろな人と出会い、
今回のように広がりを作れたことになって、みなさんに感謝してます。
やっぱり、福祉の中だけでは限界がある。
センスの無い私たちにできることはないのです。
されぞれの手作り作家さんが、自分の分野でさをりを使って作品を作る
こんなにもバリエーションが広がります。
そして今年で三回目の「をと展」になり、作品もどんどん、クオリティーも
上がってきました。(いや最初からすごかったんですよ。)
この素晴らしき、作品達をぜひ見に来てくださいませ。
今回は「さおり工房ゆう」さんと「障がい者支援センターてらだ」さんの
反物も使っております。
先に12月には加古郡にある「手作りぱんふくふく」さんで展示販売していました。
大盛況でありました。
私たちのできる範囲はまだまだ未知数ですが、
障害のある方々の作品を大切に思い、扱い、素適やなと持った方々の手に渡り
少しだけ幸せになる。そんな循環が地域で生まれたらいいのになあと思います。
そしてそれが障害のある方々の自立につながるのならなお素晴らしい。
どこまでやれるかわかりませんが、私たちは頑張ってみます。
・・・・・・と気合を入れた初日。雨・・・雨、雨、
お客さんがほとんどきませんでした。トホホホホ(T_T)
皆さん雨でもお待ちしてます。
鳥居