少し前になりますが、 「をと展」が取材を受け
読売新聞に掲載されました。
いきなりの取材でしたので、スタッフも大慌て?
僕もちょうど障害者アートのシンポジウムに行ってまして、現場のみなさんで
対応してもらいました。
しかし、新聞の影響とはすごいもので、大反響とまではいかないものの、
次の日からは、電話の問い合わせがふえました。
実際、新聞みてきました。と言ってくれるお客さんも増え、お店の売り上げにも
大いに影響しました。
僕も何件か、問い合わせに対応しましたが、その時感じたことがあります。
それは問い合わせの多くが、障害のあるお子さんをお持ちの保護者さんが多かったのです。
それぞれに、色々な問い合わせではありましたが、概ね同じ内容なのが、
「自分の子供も障害があり、さをりをやっている・・・。施設に通っている・・・・。」
と言った話で始まり、なんか一緒に新聞に載ったことを喜んでくれているような・・・・
これは全く僕の主観ですが・・・、そんな感じをうけました。
僕の頭に浮かんできたのは、新聞の影響その社会的信用性の高さ。
障害のある方々の作品が新聞に取り上げられる。正直僕も嬉しいです。
しかし、問い合わせのそれを感じたのは、もっと奥にある、今まで社会で虐げられてきた、
悔しい思いをしてきた、そんな気持ちを秘めたような、声色を感じたのです。
それだけ、障害のある方々の作品は、まだまだ認知されていない・・・だけでなく、今までの
皆さんの歩んできた苦労、を感じたのです。
実際のところはどうだかわかりません。
何度も言いますが、僕の主観です。僕が今まで色々な親御さんと話をしてきたから
勝手に感じたのかもしれません。
しかし、やっぱり 問い合わせを受け、胸にグッとくるものがありました。
今まで、福祉色を出さずに、ひっそりと販売してきたFUYUNIREです。ほとんど宣伝もしてませんし、
福祉の現場からも知られていないのが現状です。
もうちょっとうまく福祉方面にもPRしておくべきだったと反省もありますが、
ここいらで、自分たちの主張をきちんと言葉にして、形にして、伝えていかなければならないのかもしれません。
あまりにも、その部分が欠けていることが、僕たちの弱点です。
FUYUNIREを作って3年間、自分たちのような思いを持って突き進んでいる法人、個人、グループがたくさん
いらしゃることがわかりました。自分たちの思いは間違っていないと思うのと同時に、先を行く先輩方に早く
おいつかねば・・・・。 さあ、これから、僕たちの反撃も開始します。・・・と新聞になったぐらいで
高ぶってしまう、小市民のぼくです。足元見失わず、しっかりと発信していければと思います。
まだまだ作品残ってますよ。
をと展 2月3日までです。 皆さんのお越しをお待ちしています。
鳥居