吹田市役所の玄関入ってすぐ左にある、授産製品の展示コーナーに今週から
はるにれの授産製品の展示しています。
各授産施設交代でそれぞれの授産製品を展示しているコーナーで、
はるにれの順番が回ってきました 。
前回は確か3年前(くらい?)僕が展示しに行ったのですが、これが意外に難しい。
あれや、これや、時間かけてやったわりにしょぼしょぼだった。
市役所から「はるにれさんの番ですよー。」と連絡を受け、
3年前の悪夢がよみがえる。「僕がみんなの作品をだいなしにしてしまう・・・・。」
はるにれには素敵な絵を描く人たちがたくさんいる。はるにれだけでなく
知的な障害を持つ方々には素敵な絵を描く人たちがたくさんいる。
僕はこの業界で仕事して実感している。それは人目に触れることなく
落書きと同じように日々ゴミ箱へポイポイされている。
僕はこの仕事を初めてすぐに、広告チラシの裏や、メモ帳の端っこや、
コピー用紙の端っこや、時には、書いてはいけない重要な用紙の隅等に
書かれた彼らの絵にひきつけられた。特別芸術なんてわからない僕だけど、
「なんや、これすごいやんか」そんな気持ちをたくさん味わった。はれるにれでも然り。
はるにれのみんなが描く絵はきっとたくさんの人に、何かひきつけるものがあるはずだ。別にどこかの作品展の賞をとるとかでなく、もっと自然にみんなの
暮らしの中にはるにれの絵があれば暮らしの潤いに一役かえないか? いまだ障害者には生産性がないと思っている人々が多いと実感していた中、
そんな思いで僕たちは、はるにれの製品を作り出した。まだまだ、自慢できるほどではないが、一歩ふみだした。
しかしよくあるのが、せっかく良い製品を作っているのに、販売するときに、お菓子の空き箱に入れていたり、雑に並べて販売していたり、支援者側のせいで
みんなの製品価値を落としている事が多いこの業界。もちろん僕も含めて情けない。障害者が生産性がないのではない、支援者がその価値を生かし支援
しきれてない事が多いんだ。
話がそれてしまったけど、だから僕がまた展示するのは・・・・・ううううう・・・と考えていたんとき「そうだ、クロちゃんがいるやんか」とひらめいた。
クロちゃんはみんなの絵の価値を理解してくれ社会とはるにれの架け橋として日々奔走してくれているのだ。はるにれオリジナル製品をたくさん生み出して
くれた。今は第二子を身ごもっていて、勤務を極力減らしているのだけど、ここはお願いするしかない。
二つ返事でお休みのところ出てきてくれて、チョチョイと飾ってくれました。
学校シリーズ
かわいいでしょ。
ちなみに色は自由に選べます。
昨年初めてさをりの企画展を行いました。
今年もやります。
ありがとうクロちゃん。 無理言ってすいませんでした。
でもやっぱり僕がやらなくてよかった。
できなことはするべきではないな。うん。
鳥居